土岐市美濃焼の歴史、伝統、技術と次代を担う現代の取り組みを紹介する公式ブランドサイト

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TOKI MINOYAKI STORY
Story06
使い手の暮らしに寄り添ったものづくり
藤田陶器株式会社 藤田 裕子
Profile
藤田陶器株式会社
藤田 裕子
〒509-5171 土岐市泉北山町2-4
Tel.0572-55-2611
http://www.08felice.jp/

暮らしをトータルで提案する店で美濃焼を盛り上げる
毎年ゴールデンウィークに開催される土岐市最大の陶器祭り「土岐美濃焼まつり」。佐賀の「有田陶器市」、瀬戸の「せともの祭」に並ぶ、日本三大陶器祭りの一つで、毎年30万人以上の人出で賑わう。
土岐美濃焼まつりの会場、陶磁器卸業者が軒を連ねる「織部ヒルズ」で商社を営む藤田陶器株式会社の藤田裕子さん。“やきもの生産日本一”と呼ばれる、土岐市の美濃焼を盛り上げてきた祖父や父の背中を見て育った彼女は、先人たちが守り、創り上げてきた土岐市の美濃焼を、いつか自分も、自分なりに広めていきたいと幼い頃から思い描いていた。
全国に販路を持つ、業務用食器の商社である藤田陶器株式会社は、消費者が求めている商品を選び、そうした品を的確に販売店に届けることが役割だ。でも、もっと美濃焼を広めるためにはと考えたのが、ハンドメイドの作品や雑貨と一緒に陶器を販売するということだった。「食べることや雑貨で部屋を彩ること、おしゃれを楽しむことって生活の一部。暮らし方の提案として、空間に合う器を置くことはできないかなって思ったんです」。

そして、2009年4月、思いが詰まった陶器と雑貨の店「Felice(フェリーチェ)」をオープン。店内に並ぶのは、地元でご縁のあるハンドメイド作家たちのアクセサリーや衣料品、木工品など、藤田さん自身が暮らしに取り入れたいと思う雑貨たち。そこにともに並ぶのは、オリジナルデザインの器だ。
商社である藤田さん自身は器をつくることができない。だからこそ、その時のテーマや空間に合う形や色出しを得意とするメーカーに頼み、その技を器に反映してもらう。「コンセプトは使うことも、食事をすることも、楽しくなる器です」。そして雑貨店「Felice」を通して、その器を具体的に使うシーンを暮らしの道具とともに伝えている。

器の魅力を、実際に体感してもらう
器を販売するだけでなく、「“食べること”から“暮らしを楽しむこと”を伝えたい」と、2016年の9月には料理教室とパン教室が受講できるキッチンスタジオを増設。参加者は楽しく会話をしながら料理を作り、それを味わう。普通の教室と違う点は、スタジオにある器ならば、どれでも自由に使用できるというところだ。
この教室の魅力は、器をただ手に取って見るだけでなく、実際に料理を盛り付けることで使い心地が体感できること。器を手に取り、眺めるだけでなく、その先の盛り付けた表情にも気付くことができるのだ。
「寸とかセンチって言われても器に詳しくないとピンとこない人もいて。ネットで注文すると、実際のサイズがイメージと違ったってよくあるみたいなんです。色も冒険したいけど、実際にお料理を盛り付けるとどんな感じになるのか不安もあるみたいで。でも教室では実際に使い心地がわかるので、その日使った器を購入して帰る人も多いんですよ」。生徒たちが購入した器に料理を盛り付け、写真共有アプリのInstagramで発信するなど、SNS上でも評判を呼び、毎月3回ほど開かれる教室は2カ月先まで満席となっている。

ユーザーの意見をダイレクトに反映させるものづくり
教室を始めてからは、新作ができると使い手に使用感を確かめてもらったり、色や形、大きさなど、ユーザーが本当に望んでいる意見を吸い上げることができたりと、商品の企画の面でも変化が見られるようになった。「商社もメーカーも、ユーザーと関わる機会って少ないので、企画商品が本当に受け入れてもらえるか不安になるんです。だから、教室を通して直接ユーザーたちと関われることは大きなメリットでした」。たとえば、生徒の意見を基に開発した「ドットリムオーバルプレート」には、ネイビーの釉薬を使用。それまで寒色系は食欲減退色だと懸念されてきたが、“パッと料理が映える”と大ヒット。そのほか、花が咲いたようなデザインの「ソギフラワープレート」なども、料理を盛り付けるだけで食卓が華やかになると好評だ。

本当に欲しいものこそ、日常に寄り添う
自分たちが本当に欲しいものを作っているからこそ、デザインの細かいところにまで、多くの女性の心をくすぐるポイントがちりばめられる。それは使い勝手が良かったり、盛り付けるだけで絵になったりと、日々の食卓を楽しくする器だ。そんな器があれば、何気ない日常ももっと愛しくなる。
リアルな声から生まれるのは、現代の暮らしに寄り添う美濃焼だ。「圧倒的な生産力と技術力を誇る土岐市の窯元となら、それが実現できます」。これからの商社の在り方を見据え、藤田さんの目はきらきらと輝く。

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