土岐市美濃焼公式ブランドサイト|TOKI MINOYAKI

JP
TOKI MINOYAKI STORY
Story19
独自の企画力で美濃焼の可能性を広げる。
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
Profile
昭和製陶株式会社
加藤 源一郎
〒509-5401 土岐市駄知町440
Tel.0572-59-2151
http://www.showa-seito.co.jp/
Instagram showaseito
昭和製陶株式会社
昭和製陶株式会社
情熱を結集し、この土地ならではのうつわを作る
スタイリッシュなラーメンどんぶり、繊細な絵柄が上品な平皿、素朴な風合いのしのぎの茶碗。どんぶりのまち、土岐市駄知町で主に業務用食器を手掛ける昭和製陶では毎日、多種多様なうつわが作られている。 昭和製陶の歴史の始まりは、明治〜大正期の美濃焼陶器商だった初代の加藤宮蔵氏に遡る。その当時、有田焼のような真っ白な磁器が人気を集めており、東濃地方の濃い色の土で磁器を製造しても有田焼ほどの人気を得ることは難しかった。そこで宮蔵氏は「この土の特性を活かしたやきものづくりをしよう」と、美濃焼の研究機関である岐阜県産業課陶磁器試験分室(現・岐阜県セラミックス研究所)の技師らと共に研究に着手。程なくして磁器のような強度と、温かい陶器の質感を備えた全く新しい食器を国内で初めて製造した。 これを商品化し、さらに研究を進めるためにと昭和2年、昭和製陶を設立。製品は「昭陶焼」として販売され、白い磁器ばかりだった市場でこの温かみのある食器が新鮮に映り、宮内省にも買い上げられるほど評判に。後に人間国宝となる加藤土師萌(はじめ)氏らも昭和製陶や研究所を訪れて研究を深め、この食器は「精炻器(ストーンウエア)」と名付けられて戦前、戦中も生産され続けた。アメリカへの輸出が盛んになった戦後の時代には、美濃焼ならではの風合いがアメリカでも好評を博し、たちまち人気に。現地の陶芸家と共に考案した日米合作の「599パティオ」シリーズは大きなヒット商品となり、やがて美濃焼初のグッドデザイン賞を獲得。その後もうつわづくりの技術を培う中で革新的な独自の製品を生み出してきた。
昭和製陶株式会社
先見性を武器にしたオリジナル商品を
現在も、昭和製陶では積極的に新商品の開発に取り組み続けている。しかし、商品が優れたデザインやアイデアであるほど、他社による模倣品がすぐに出回るようになる。「ものづくりで特に大事なことは、人のやらないことをやる、人の真似をしない、独自性を大切にする、ということだと思うんです。」と語る3代目の加藤源一郎さん。「真似をされても生き残っていくためには、常に新しい考えでものを作り続けければいけない。ここの土を使って、自分たちの頭で考えて作る。だからこそ、ものづくりの面白さがある。“先取り”の精神が大事なんです」。 加藤さん自身も芸術品などからインスピレーションを受け、新しいアイデアを思い付くとすぐに商品企画部をはじめ現場の社員と共に開発に没頭。独自の技術「撥水パット印刷」で手描きのような凹凸感のある模様を表したうつわや、特殊な耐熱土を使って製造する「超耐熱陶器」など、挑戦を恐れない姿勢と枠に捉われない企画力で、次々と新商品を誕生させてきた。
昭和製陶株式会社
さまざまなニーズを具現化できる技術と設備
近年、国内の業務用食器の多様化が進み、市場のニーズはかなり分散化している。そのため、現場では少量多品種の製造が求められている。それに柔軟に対応できる理由の一つが、全長54mの連続式焼成炉「ローラーハースキルン」だ。焼成温度を安定した状態に保つことができ、平皿から高さのあるどんぶりまでを、約4時間半という短時間でムラなく焼き上げることができる。 さらに昭和製陶では、オリジナルの釉薬開発や、うつわに絵柄を印刷するための樹脂版制作までも自社で行う。沖縄の伝統的な藍色の唐草模様をあしらった「琉球讃歌」シリーズでは、試行錯誤を重ねながら独自の釉薬を開発し、手描きでしか表現できなかったにじみを見事に実現。手書きのような風合いを大量に生産できる革新的な技術を確立した。 「自社で対応できる幅が広ければ、短期間・低予算など、よりお客様に寄り添った提案ができます。これからもお客様の声を直接聞き、確実にニーズを捉えて製品を作っていきたい」と商品企画部の山﨑春奈さんは話す。
昭和製陶株式会社
昭和製陶株式会社
美濃焼の可能性に挑み続ける
しかし過去30年間、日本の陶磁器マーケット自体は縮小を続けているのが現状だ。「でも、日本製のものへの関心は世界的に高まっていると思うんです。特に和食。和食文化が注目されることに伴って食器も必要とされるはずです。世界を視野に入れれば、まだまだ美濃焼は攻めていけるはず」と加藤さん。 土岐市を中心とする東濃地方には、陶磁器メーカーだけでなく、土や釉薬、顔料などの原材料業者も集中している。「技術と知識、設備がすべて集約されたやきもののまち。日本の陶磁器文化を支えるこの場所にいることへの誇り。それを原動力に、これからもここにしかないオリジナル商品を作り続けていきたいね」。美濃焼の可能性はまだまだ無限に広がる。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵
加藤 保幸
一洋陶園 水野 力
一洋陶園
水野 力
藤山窯 加藤 賢治
藤山窯
加藤 賢治
Discover The TOKI MINOYAKI
土岐市美濃焼インスタグラム
more
SHARE ON