土岐市美濃焼公式ブランドサイト|TOKI MINOYAKI

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TOKI MINOYAKI STORY
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伝統の技と父の技を、受け継ぐために。
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑 鈴木 哲平
Profile
鈴木陶苑
鈴木 哲平
〒509-5202 土岐市下石町322-22
Tel.0572-57-5193
https://suzuki-touen.jimdo.com
鈴木陶苑
鈴木陶苑
伝統的な手法を伝えていくために
やきもののまち、土岐市下石町で日々、伝統的な技法を用いたやきものを生み出す鈴木陶苑。創業は昭和51年、初代である父、鈴木秀俊さんが「地場産業に関わる事業がしたい」と、この下石町に窯を開いたのがはじまりだ。 創業時より、伝統的な技法を守っていきたいと、白い化粧土から生まれる柔らかな“白”をまとった「粉引」や、うつわの表面に彫りや印花を入れ、化粧土を埋め込んで装飾した「三島」、縦縞模様を描いた「黒十草(くろとくさ)」など、昔の陶工たちが腕を競ったであろう手間がかかる手法に積極的に取り組んできた。 住居のすぐ横に工房があり、工房に併設されたギャラリーには、これまでに作陶した皿やカップ&ソーサー、茶碗や壺のほか、伝統工芸士でもある秀俊さんの作品が所狭しと並ぶ。現在は、陶工の道へと進んだ2代目の哲平さんも一緒に、二人三脚でその伝統技法を守り続けている。
鈴木陶苑
化粧土と釉薬を巧みに使った、「粉引」「三島」「黒十草」
鈴木陶苑の代表的なシリーズの「粉引」は、父の秀俊さんが得意とする技法。生地に白い化粧土を塗り、その上から透明な釉薬をかけて焼成したやきものだ。生地に使うのは、鉄分を多く含んだ赤土。化粧土が薄くかかったところから土の色がにじみ出すことで、温かな風合いが生まれる。「三島」は、朝鮮半島で生まれたやきものの一種で、成形したうつわが乾かないうちに印花などで三島模様と呼ばれる模様を施す。そこへ粉引と同じ白い化粧土をかけ、表面をぬぐうことで、刻印した部分の溝にのみ化粧土が残り、模様として浮き上がる。 江戸時代から愛される文様の「黒十草」は、白生地に縦縞模様を撥水剤で引き、黒色の化粧土を上からかけることで、白と黒のコントラストを引き出したもの。線に強弱をつけるなどして、手仕事ならではの味を追求。深みのある黒により、うつわのシャープさが際立ち、盛った料理を美しく見せる。 「化粧土と言われる泥状の粘土は、種類が色々とあり、火色と呼ばれるピンクの色が浮き出る化粧土や色の付いたものもあります。品物によって使い分けています」と哲平さん。また、濃度によって表情が変わるため、液体比重を測るボーメ計と呼ばれる器具を使って慎重に材料の配分を調整。さらに、仕上げにかける透明釉は、淡い表情やはっきりとした表情など、出したい雰囲気によって4種類から選び、濃度を細かく調整してそのうつわにあった色合いに仕上げる。
鈴木陶苑
窯元の2代目として、父のような技術を身に付けたい
伝統工芸士としても活躍する父の秀俊さんは、優れた作家活動と美濃陶芸の育成に尽くした事績に対して贈られる、美濃陶芸協会「卓男賞」をはじめ、「朝日陶芸展」「東海伝統工芸展」「中日国際陶芸展」などにおいて、数々の受賞を誇る。 そんな偉大な父の背中を追い、秀俊さんの母校、多治見市工業高校専攻科を修了した哲平さんは、現在、ロクロ成形の特訓中だ。“土練り3年、ロクロ10年”ともいわれる技術を要するロクロ。「父の伝統工芸士、作家としての作品は別ですが、窯元としては量産できる技術が必要です。父が1分で仕上げるところ、自分は5分かかっても父のように美しい形にならなくて…(笑)」と哲平さん。手本を見せてもらって、手順を教えてもらったら、あとは数をこなして感覚を掴むしかないのが職人の妙技。「粉引」、「三島」、「黒十草」などの伝統技法の継承はもちろん、父からの技術を受け継ぐべく、哲平さんは今日も作陶に励む。
鈴木陶苑
鈴木陶苑
美濃焼に新たな風を吹き込む、新商品づくり
朝の9時から工房に入り、21時まで父と二人、黙々と作陶に勤しんだら、そのあとは一人工房に残り、釉薬の試作や研究に精を出す。 釉薬の成分を分析し、調整し、焼成するという工程を何度も繰り返し、自分のイメージするうつわを繰り返し作る。そして3年前、釉薬の原料ともなる硼酸(ホウサン)という成分にチタンの含有量を増やすことで、焼成すると、まるで虹色になる釉薬を開発。この釉薬を使った新商品の「塗分(ぬりわけ)」は、熱による変化で透明釉が不思議と青く変化し、淡いグラデーションを生み出す。その美しい色合いは、卸先の雑貨店などでも評判に。さらに、釉薬研究だけに限らず、印花の新しいモチーフ開発にも取り組む。花だけでなく、モミジや動物の形などをグラフィックデザインソフトのイラストレーターで描き起こし、3Dプリンターでサンプルを制作するなど、新商品開発に余念がない。「開発は楽しいので、全然苦じゃなくて(笑)。“美濃焼”って名前は知られていても、いろんな種類がありすぎて統一したイメージがない。面白いうつわを作ることで、“これが美濃焼”と多くの方に思っていただけるようなやきものを作りたいんです」。2代目として奮闘する哲平さんの顔が、きりりと引き締まった。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵
加藤 保幸
一洋陶園 水野 力
一洋陶園
水野 力
藤山窯 加藤 賢治
藤山窯
加藤 賢治
陽山窯 水野 雅之
陽山窯
水野 雅之
正陶苑 祐山窯 正村 祐也
正陶苑
正村 寛治・祐也
春山製陶有限会社 加藤 雅憲
春山製陶
加藤 雅憲
真山窯 伊藤 浩一郎
真山窯
伊藤 浩一郎
樹窯 川合 正樹
樹窯
川合 正樹
有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
快山窯
塚本 満
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑
鈴木 哲平
カク仲 白石 文伸
カク仲
白石 文伸
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶
加藤 源一郎
知山窯 安藤 統
知山窯
安藤 統
丹山窯 丹羽 哲男
丹山窯
丹羽 哲男
Maruchu Inc. Hironao Sakai
丸忠
酒井 宏尚
角山製陶所 伊藤 真
角山製陶所
伊藤 真
株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
日本セラティ
鵜飼 研志
芳泉窯 有限会社カネ芳製陶所 北邑 宜丈
芳泉窯
北邑 宜丈
株式会社カネセ 伊藤 洋介
カネセ
伊藤 洋介
伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
伸光窯 金多田中製陶所
田中 一亮・久美子
株式会社山功高木製陶 髙木 崇
山功高木製陶
髙木 崇
有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
ヤマ亮横井製陶所
横井 亮一
有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
丸仙化学工業所
水野 寿昭
美濃焼おかみ塾
美濃焼おかみ塾
 
藤田陶器株式会社 藤田 裕子
藤田陶器
藤田 裕子
作山窯
髙井 宣泰
株式会社ロロ 早川 秀雄
ロロ
早川 秀雄
金正陶器 澤田敦史
金正陶器
澤田敦史
だち 窯やネット
だち 窯やネット
 
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
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土岐市美濃焼インスタグラム
🐉
いよいよ明日からです。
にっぽんの暮らし展2024
komeamaキッチンカーとしては都内初出店。
完成までのストーリーはこちら👇
komeamadeau 

今回は岐阜県美濃焼の窯元の皆さんとコラボしました。
当日選んで頂いた器に岐阜県産[龍の瞳]で作った
komeamaをお楽しみ頂けます。
龍の瞳、今年に相応しくてまさにこのイベントにピッタリかと。
作っている間に鳥肌が止まらないこともあった
力強い不思議なお米でした。

作品に出逢った時のときめきだけでなく
口あたりの時に出逢うときめきも感じてもらえる
とても素敵なイベントに参加させてもらいます。
もちろん出逢った器はお買い求め頂けます。
他にも能登上布さん notojofu などもご参加されていて
今、こうしてこのイベントに参加出来るとの
有り難さをより感じています。

明日からブースに募金箱を設置します。
オンラインショップでは医療従事者の方への寄付セット
販売していまして、今まで御協力頂いた分含めて
皆さんを代表して寄付させていただきます。
寄付先はちゃんと現地の方へ届くところにします。
当たり前の事なんですけど、
今世の中ドロっとしたところもあるのでね。まったく。

明日は11.00より代官山蔦屋書店のGardengalleryで
秦野の木とkomeamaと共にお待ちしています。
komeama、deauはまさにこの瞬間を作りたくて
始めたので。今から楽しみです!
関係者の皆さんよろしくお願い致します。

Special Thanks
gardengallery_daikanyama 

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