土岐市美濃焼公式ブランドサイト|TOKI MINOYAKI

JP
TOKI MINOYAKI STORY
Story32
感性の赴くままに生み出す、唯一無二の美濃焼。
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵 加藤 保幸
Profile
玄保庵
加藤 保幸
〒509-5202 土岐市下石町1427-1
Tel.0572-57-7292
http://genpoan.com/
玄保庵
玄保庵
家業の上絵付に従事。49歳で陶芸家の道へ
徳利の産地として知られる土岐市下石町。住宅が並ぶ細い路地を進むと、伝統的な穴窯と煙突がふと目に留まる。隣の工房では加藤保幸さんが今日も作品と向き合っている。 加藤さんは下石町で上絵付を営む家で生まれ、ごく自然に跡を継いだ。絵付けは受注産業。商社から依頼されたうつわに指定の絵を描くうちに、ふつふつと作品づくりへの熱が芽生えていった。「いくらきれいに描けても自分の名前が出ることはなくてね。好きなように作品を作りたくなったんや」。時はバブル直前。思い切って窯と土を購入し、作家としての道を歩み出した。49歳、遅咲きのスタートだった。しかし、絵付け以外の工程はどれも初心者。仕事の傍らとにかく土を触り、週末には足繫く個展に通い多くの作品に触れた。独学で技術を修得し、60歳でこの玄保庵を開いた。
玄保庵
造形美と絵付けを融合した作品を
自らの個性は何かと見つめ、たどり着いたのは何十年も携わってきた絵付けの技術だった。そして、美濃焼に繊細な上絵を施した、「彩華錦(いろどりはなにしき)」のスタイルを確立した。「彩華錦」は個性的な造形に、赤絵や呉須といった装飾を加える。例えば、紐状にした土を積み上げて成形する香炉は、今にも動き出しそうなほど躍動感がある。そこに古典柄を代表する優美な萩文様を金彩で施し、モダンと伝統の妙を光らせる。はたまた、釉薬をかけず高温で焼成し、窯変による独特な風合いを楽しむ締焼には、金彩や銀彩でススキを描き、唐草模様をあしらう。「人と同じものは作りたくないし、量産もしたくない。常に新しいものを作りたくて。やりたいようにやってるだけなんやけどね(笑)」。その言葉通り、加藤さんの作品は同じ作家が手掛けたとは思えないほど、幅が広い。インスピレーションの源は日課とする毎日5キロの散歩。季節の香りや雲の形、風に揺れる木々、すれ違う人々。目に映る全てがアイデアの欠片なのだ。
玄保庵
変化を恐れず、ありのままを表現
「彩華錦」で美しさを追求する傍ら、公募展にも精力的に出展する。これまで何度も入賞を果たしてきた日展では、造形に特化した作品で勝負してきた。女性のしなやかな曲線をモチーフにした「共生」は、力強さと柔らかさが共存。また、地面を突き破って流れる溶岩流を表現した「風韻」では、山肌のざらつきや地表のひび割れも見事に再現した。既成概念に縛られず、どこまでも自由に。常日頃から新しい造形を模索し、思いのまま描いたスケッチを具現化していく。「頭で想像するだけでは駄目。平面と立体とでは全然違うから、とにかく手を動かすことが一番」。手びねりで成形しながら、自らの感性に従い、作っては壊しを繰り返す。こうして、生命感あふれる力強い作品が誕生するのだ。 さらに、近年の日展作品では鮮やかな赤色が目を引く。「赤は華やかな色。暗い話題が多い時代だし、作品を見た人が元気になってくれたらうれしいね」。年齢を重ねるごとに考え方は変わる。変化に身を委ね、その時々の思いを素直に作品へと投影する。噓がなく、真っすぐな加藤さんの作品には、思わず引き寄せられる不思議な魅力がある。
玄保庵
玄保庵
自らの生きる道で、若者の未来を拓きたい
玄保庵はカフェ・ギャラリーとしての役割も備える。自身の作品の展示はもちろん、若手陶芸家の作品も展示する。また、10年以上前から岐阜県立土岐紅陵高等学校で陶芸を教えるなど、若い世代との交流も積極的だ。さらに、毎年12月には穴窯に火を入れる「窯焼き」が行われ、炙りから一週間火の番をし、期間中は多くの人々と触れ合う。「いろいろな人と会うと、視野が広くなる。全ての出会いに感謝です」。陶芸家として食べていくことは簡単な道ではない。しかし、若者にその夢を諦めてほしくないと、自ら前を切り拓き、後ろに続く道を作ろうとしているのだ。 そして今、加藤さんには新たな構想がある。よりダイナミックな造形に、持てる絵付け技術を注ぎ込んだ、まさに「彩華錦」の集大成ともいえる作品づくりだ。「やっと表現したい仕事が見えてきてワクワクしてるよ。今が旬かもしれんね」と目を輝かせ、屈託のない笑顔を見せる。まだまだ力を試したいと、個展の開催を視野に入れる。御年80歳。自分自身と向き合い続け、常に変化を厭わない姿は、未来の作家たちの道標となるだろう。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵
加藤 保幸
一洋陶園 水野 力
一洋陶園
水野 力
藤山窯 加藤 賢治
藤山窯
加藤 賢治
陽山窯 水野 雅之
陽山窯
水野 雅之
正陶苑 祐山窯 正村 祐也
正陶苑
正村 寛治・祐也
春山製陶有限会社 加藤 雅憲
春山製陶
加藤 雅憲
真山窯 伊藤 浩一郎
真山窯
伊藤 浩一郎
樹窯 川合 正樹
樹窯
川合 正樹
有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
快山窯
塚本 満
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑
鈴木 哲平
カク仲 白石 文伸
カク仲
白石 文伸
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶
加藤 源一郎
知山窯 安藤 統
知山窯
安藤 統
丹山窯 丹羽 哲男
丹山窯
丹羽 哲男
Maruchu Inc. Hironao Sakai
丸忠
酒井 宏尚
角山製陶所 伊藤 真
角山製陶所
伊藤 真
株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
日本セラティ
鵜飼 研志
芳泉窯 有限会社カネ芳製陶所 北邑 宜丈
芳泉窯
北邑 宜丈
株式会社カネセ 伊藤 洋介
カネセ
伊藤 洋介
伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
伸光窯 金多田中製陶所
田中 一亮・久美子
株式会社山功高木製陶 髙木 崇
山功高木製陶
髙木 崇
有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
ヤマ亮横井製陶所
横井 亮一
有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
丸仙化学工業所
水野 寿昭
美濃焼おかみ塾
美濃焼おかみ塾
 
藤田陶器株式会社 藤田 裕子
藤田陶器
藤田 裕子
作山窯
髙井 宣泰
株式会社ロロ 早川 秀雄
ロロ
早川 秀雄
金正陶器 澤田敦史
金正陶器
澤田敦史
だち 窯やネット
だち 窯やネット
 
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
Discover The TOKI MINOYAKI
土岐市美濃焼インスタグラム
🐉
いよいよ明日からです。
にっぽんの暮らし展2024
komeamaキッチンカーとしては都内初出店。
完成までのストーリーはこちら👇
komeamadeau 

今回は岐阜県美濃焼の窯元の皆さんとコラボしました。
当日選んで頂いた器に岐阜県産[龍の瞳]で作った
komeamaをお楽しみ頂けます。
龍の瞳、今年に相応しくてまさにこのイベントにピッタリかと。
作っている間に鳥肌が止まらないこともあった
力強い不思議なお米でした。

作品に出逢った時のときめきだけでなく
口あたりの時に出逢うときめきも感じてもらえる
とても素敵なイベントに参加させてもらいます。
もちろん出逢った器はお買い求め頂けます。
他にも能登上布さん notojofu などもご参加されていて
今、こうしてこのイベントに参加出来るとの
有り難さをより感じています。

明日からブースに募金箱を設置します。
オンラインショップでは医療従事者の方への寄付セット
販売していまして、今まで御協力頂いた分含めて
皆さんを代表して寄付させていただきます。
寄付先はちゃんと現地の方へ届くところにします。
当たり前の事なんですけど、
今世の中ドロっとしたところもあるのでね。まったく。

明日は11.00より代官山蔦屋書店のGardengalleryで
秦野の木とkomeamaと共にお待ちしています。
komeama、deauはまさにこの瞬間を作りたくて
始めたので。今から楽しみです!
関係者の皆さんよろしくお願い致します。

Special Thanks
gardengallery_daikanyama 

#にっぽんの暮らし展2024
#toki_minoyakipr
#daikanyama #daikanyamatsutaya 
#美濃焼 #岐阜 #龍の瞳
#komeama 
#日本一美味しいお水で作った生甘酒
#能登半島
more
SHARE ON