美濃焼で、今までにない商品を
約400もの窯元が軒を連ねる美濃焼のまち、土岐市。美濃焼卸業者が集まる「織部ヒルズ」に位置する株式会社ロロは、自社や顧客のオリジナル商品の企画開発を中心に行う卸業者だ。
1977年の創業当初は、弁当箱や布製品を中心に制作するメーカーとしてスタートしたが、代表取締役の早川秀雄さんは、身近にある美濃焼に着目した。ちょうど、暮らし全体をコーディネートするライフスタイルショップが増えてきた時代。その流れに乗り、インテリアグッズを美濃焼で作ってみてはどうか。「お皿やどんぶりなどの器は、既に多くの方が作っていらっしゃって、良いものがたくさんありました。そういうものは、卸として仕入れて売っていけばいいかなと」。そうして、コーヒーや茶葉を入れるキャニスター、洗面所に置くソープボトルなど、より機能性が高い陶磁器のインテリア用品を次々と企画した。