“美濃焼”の中に埋もれないうつわを目指して
知山窯の創業は1926年。「美濃焼といえば黄瀬戸や志野、織部があまりにも有名。でも、美濃焼ってそれだけじゃない。オリジナル商品をつくりたいと思っていました」。安藤統さんは3代目を継いだことを機に、オリジナル商品の製作に乗り出した。
それまで培ってきたトルコ釉のうつわと赤絵の技術を発展させ、釉薬や焼成温度の調整、さらに彫りなどでオリジナリティを追求。完成したのは、和の趣きや洗練さを感じさせる「オリジナル朱赤絵」や、食卓をパッと華やかに演出する目の覚めるようなブルーが特長の「CHIZAN BLUE」、そして現代の食卓に馴染みながらも印象的な色合いの「ギャラクシーブルー」。それらは今や、知山窯を代表するオリジナル商品となっている。