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TOKI MINOYAKI STORY
Story22
“誰もやっていない”ことに着目した、新しいやきもの。
有限会社丹山窯 H&Mクラフト 丹羽 正廣
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
Profile
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
〒509-5102 土岐市泉町定林寺635-2
Tel.0572-55-2400
http://tanzan.gifu.jp/
Instagram tanzan.hm
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
圧力鋳込みの技術を守る、数少ない窯元
土岐ICからほど近く、竹が生い茂る自然豊かな場所に丹山窯はある。創業は大正10年。窯元が集積する土岐市でも珍しくなった“圧力鋳込み”の技術を継承する窯元だ。圧力鋳込みは、戦後開発された陶磁器の成形方法の一つ。液状にした粘土を石膏型と呼ばれる型に圧力を掛けながら流し込み、しばらく放置すると粘土の水分が石膏型に徐々に吸い取られ乾いていき、型を外すことでうつわを成形する製造技術だ。 生地を型から外したり、仕上がりをよくするために焼成前に表面を拭いたりと、作業には人の手が必ず加わるため、手間がかかり、大量生産が難しい。 その代わり、型を削ったり、足したりするだけで自分の納得いく形に絞り込むことができることや、ロクロでは挽けない比較的複雑な形でも正確に成形できるのが魅力だ。現在は4代目の丹羽正廣さんと妻の春恵さんが、圧力鋳込みの技術を守り続けている。
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
存続をかけ、新たな商品開発に挑戦
創業当時には、駄知町のどんぶり、下石町の徳利、肥田の皿など、地域ごとに技術が細分化され、この定林寺は煎茶湯呑の生産が中心だった。その後、分業制は徐々に衰退。昭和40年代には新しい商品を製造するため、窯業用ガス窯や圧力鋳込みを導入し、湯呑以外の品種にも取り組むようになった。さらに、市場ではギフト製品が活発化したことから、湯呑や茶碗のほか、皿や花瓶など、白磁でもさまざまな製品を生み出すメーカーへと転換してきた。 しかし、大手メーカーの大量生産性、低コストには敵わず、さらにギフト市場も縮小傾向になり、注文も徐々に減少。大量に作って大量に売る時代は終わり、どういう土で、どういう製法で、どんなことを考えて作っているのかという、うつわが生まれる過程に魅力を感じてもらうことが“価値”となる時代が訪れた。 そこで、その危機を脱するために「誰もやらない、オンリーワンの魅力が必要だ」と考えた正廣さんは、オリジナル製品の開発に乗り出した。
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
扱うのが難しい土だからこそ、唯一無二の魅力を生み出す
他の人がやっていないこと、それこそ唯一無二の武器になる。そう思った正廣さんは、陶芸用粘土を製造・販売する原料屋で、「誰も使っていない土が欲しい」と注文。出合ったのが「赤土」だった。 誰も使っていない土=扱いづらいということ。圧力鋳込みでは石膏型の中に土を流し込んで成形するため、土をドロドロの泥漿(でいしょう)にする必要がある。そのため、土をタンクの中で練った後、ケイ酸ソーダを入れるが適度な水分を保つ量の見極めがとにかく難しく、程よい緩さを探すのに試行錯誤を繰り返した。さらに型に土を流し込んだ後、置いておく時間や焼成の際の温度や時間、すべてがぴたりと合致しないとひび割れを起こしてしまう。 開発当初の試作では、ほぼ不良品。何度やっても土の扱いがとにかく難しく、成形や焼成で不具合が出る毎日。それでも諦めず試作に励み、半年が経った頃、ようやく納得のいくものが焼きあがる。一番の魅力は、なんといっても土ならではの温かさ。そこには、赤土の深みが、確かに宿っていた。赤土ならではの風合いに、圧力鋳込みだからこそできる、画一的ではない特殊な縁、手に馴染むフォルム。丹山窯の歴史と技術が結集した、唯一無二のうつわを生み出した瞬間だった。
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
有限会社丹山窯 H&Mクラフト
ただそこにあるのに温かい。土と炎から成る美しさを届けたい
丹山窯のうつわを眺めていると、白は単なる白ではなく、青は単なる青ではないことに気付く。土と釉の変化が織りなす、表情の違い。手に取ってじっと眺めていたくなるような温かさのあるうつわだ。「焼成の仕方だけでも全然違う。同じ土とは思えんでしょう」。酸化焼成と呼ばれる方法は、酸素を十分に与えた焼き方で、釉薬通りの色が出せる。代わって還元焼成は酸素の量を少なくして、わざと不完全燃焼を起こさせる焼き方だ。 例えば、織部の緑色は、酸化では緑色が出るが、強めの還元焼成をした場合は正反対の赤色になる。焼成の方法で色合いや風合いを自在に操る事が、陶芸の醍醐味なのだ。「自分の手の内だけではわからないから、面白い」。それは正廣さんがやきものを作るようになって以来、常に感じてきたことだ。赤土だと特に面白いと正廣さんが話す還元焼成は、赤土の場合、鉄分を多く含むため、土の変化がどんどん前に現れ、さらに釉薬の下から土の風合いが覗き、深みに富んだやきものに仕上がる。 「腕の見せ所やね」と正廣さん。焼成が始まると窯の前を行ったり来たりしては、様子を見に行く。「毎回ドキドキしてるのよ。まるで初めて焼く人みたいに」と春恵さん。緊張感と充実感、そして予想外の美しさが生まれる歓びを噛みしめながら、今日も正廣さんは「上手く焼けますように」と窯の前で合掌する。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵
加藤 保幸
一洋陶園 水野 力
一洋陶園
水野 力
藤山窯 加藤 賢治
藤山窯
加藤 賢治
陽山窯 水野 雅之
陽山窯
水野 雅之
正陶苑 祐山窯 正村 祐也
正陶苑
正村 寛治・祐也
春山製陶有限会社 加藤 雅憲
春山製陶
加藤 雅憲
真山窯 伊藤 浩一郎
真山窯
伊藤 浩一郎
樹窯 川合 正樹
樹窯
川合 正樹
有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
快山窯
塚本 満
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑
鈴木 哲平
カク仲 白石 文伸
カク仲
白石 文伸
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶
加藤 源一郎
知山窯 安藤 統
知山窯
安藤 統
丹山窯 丹羽 哲男
丹山窯
丹羽 哲男
Maruchu Inc. Hironao Sakai
丸忠
酒井 宏尚
角山製陶所 伊藤 真
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伊藤 真
株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
日本セラティ
鵜飼 研志
芳泉窯 有限会社カネ芳製陶所 北邑 宜丈
芳泉窯
北邑 宜丈
株式会社カネセ 伊藤 洋介
カネセ
伊藤 洋介
伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
伸光窯 金多田中製陶所
田中 一亮・久美子
株式会社山功高木製陶 髙木 崇
山功高木製陶
髙木 崇
有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
ヤマ亮横井製陶所
横井 亮一
有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
丸仙化学工業所
水野 寿昭
美濃焼おかみ塾
美濃焼おかみ塾
 
藤田陶器株式会社 藤田 裕子
藤田陶器
藤田 裕子
作山窯
髙井 宣泰
株式会社ロロ 早川 秀雄
ロロ
早川 秀雄
金正陶器 澤田敦史
金正陶器
澤田敦史
だち 窯やネット
だち 窯やネット
 
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
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土岐市美濃焼インスタグラム
🐉
いよいよ明日からです。
にっぽんの暮らし展2024
komeamaキッチンカーとしては都内初出店。
完成までのストーリーはこちら👇
komeamadeau 

今回は岐阜県美濃焼の窯元の皆さんとコラボしました。
当日選んで頂いた器に岐阜県産[龍の瞳]で作った
komeamaをお楽しみ頂けます。
龍の瞳、今年に相応しくてまさにこのイベントにピッタリかと。
作っている間に鳥肌が止まらないこともあった
力強い不思議なお米でした。

作品に出逢った時のときめきだけでなく
口あたりの時に出逢うときめきも感じてもらえる
とても素敵なイベントに参加させてもらいます。
もちろん出逢った器はお買い求め頂けます。
他にも能登上布さん notojofu などもご参加されていて
今、こうしてこのイベントに参加出来るとの
有り難さをより感じています。

明日からブースに募金箱を設置します。
オンラインショップでは医療従事者の方への寄付セット
販売していまして、今まで御協力頂いた分含めて
皆さんを代表して寄付させていただきます。
寄付先はちゃんと現地の方へ届くところにします。
当たり前の事なんですけど、
今世の中ドロっとしたところもあるのでね。まったく。

明日は11.00より代官山蔦屋書店のGardengalleryで
秦野の木とkomeamaと共にお待ちしています。
komeama、deauはまさにこの瞬間を作りたくて
始めたので。今から楽しみです!
関係者の皆さんよろしくお願い致します。

Special Thanks
gardengallery_daikanyama 

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