土岐市美濃焼公式ブランドサイト|TOKI MINOYAKI

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TOKI MINOYAKI STORY
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手仕事の妙を感じる、一点ものの季節の置物。
有限会社豊大窯 伊藤 仁
有限会社豊大窯 伊藤 仁
Profile
有限会社豊大窯
伊藤 仁
〒509-5202 土岐市下石町850
Tel.0572-57-6763
Instagram houdaigama_official
有限会社豊大窯
有限会社豊大窯
置物の製造に特化した窯元へ
徳利の町、下石町に工房を構える豊大窯は創業60年。先代は焼酎を保管する陶製の入れ物を製造する窯元として開業。昭和の時代、土産物として重宝された。30年前に2代目として窯を継いだ伊藤仁さんは、先代が築いた事業を継承しつつも、よりユーザーに近い商社の意見を取り入れながら、オカリナやキャンドルスタンドなどにも着手し、型を使わずに手仕事で製造するスタイルを確立。ほかの窯元では取り組まないことをしようと、うつわ以外の様々なやきものに挑戦してきた。 そんな中、「手仕事ならではの温かみをより感じられる商品を」と、干支置物やひな人形などの制作に乗り出す。今では伊藤さん夫妻と2名の職人で切り盛りしながら、丁寧な手作業を生かした季節の置物が人気を集める窯元として知られるようになった。
有限会社豊大窯
表現したい形を追求するため、型は使わないのが信条
年が明けるとすぐに、伊藤さんは次の年の干支の試作品を制作する。デザインは自分の見たもの、感じたもの、様々な世の中の商品や動物そのものからインスピレーションを受け形に表す。「変わった作り方って言われるんやけどね」と話すように、豊大窯の置物は、型などを使わずにすべて手作業で作られる。 粘土を均一な厚みの板状にし、それを型紙に合わせて切ったり、板状の粘土をさらに組み合わせたりして成形するたたら製法だ。切った土を胴体に見立てながら手で形を整え、土で作った耳や目、鼻、口、尻尾などのパーツを、土を溶かしたもので接着し、丁寧に成形する緻密な作業。型に流し込んで整形する方法なら一瞬で終わる作業を、伊藤さんはあえて時間がかかる製法で作る。「手作業なら自分が納得いくバランスにどんどん絞り込むことができるやろ」。土を切った表情を生かした角ばったデザインのもの、柔らかい優しい雰囲気を出すために丸みのあるフォルムにしたもの。すべて同じ1枚の土からできているのが不思議なくらい表情の違いに驚く。
有限会社豊大窯
味を大切にするからこそ、たくさんは作れない
土は、粘り強さのある信楽の土を使用。丈夫なため曲げたりしても生地が切れずに形を作るのに最適なのだ。作業は伊藤さん夫妻と2名の職人で分業し、伊藤さんの作った完成図を頭に描きながら素早く形を整えていく。少しでも時間が経つと土が乾きすぎてひび割れを起こしてしまうため、スピードが求められる神経を使う作業だ。成形したら2日間乾かした後、素焼きをして水分を抜く。その後、胴体や耳の部分に釉薬をかけたり、銅板で華やかな柄を転写したりと加飾を施し、1,250度で焼成。焼きあがった時のどっしりとした質感と温かみのある表情は土ものならではだ。 「干支やで毎年モチーフが変わる。デザインも毎回同じじゃないし、どれも人の手で成形するで同じように作るのは大変。だからたくさんは作れない一点もの。それがうちの魅力かな」。手作りならではの難しさは常に隣り合わせ。毎年限られた量しか製造できない。でも、だからこそ生まれる味がある。豊大窯の置物のどれも表情は伸びやかで、どことなくユーモラスにも見える。愛らしさや温もりが溢れているのは紛れもなく、手仕事の魅力なのだ。
有限会社豊大窯
有限会社豊大窯
一期一会の出合いを感じる美濃焼を
限られた量しか作ることができないにも関わらず、今年の干支、牛の置物を眺めてみると様々な種類があることに気付く。美濃焼らしい深い緑が美しい織部釉や、ピンク釉薬をかけて華やかに加飾したもの、牛だけでも20種類の大きさや色合いのものを揃える。ほかにも、十二支がワンセットになった手の平サイズの置物も2種類製作。「同じ作業ばっかりなら楽やけど種類が多い方が喜んでもらえるから」と伊藤さん。さらに、工房奥にあるギャラリーにはこれまで作った干支の置物やひな人形が所狭しと並んでいる。「廃盤はしないんやわ。気に入ったものがあればすぐに作ってあげられるように」。小ロットの商品開発。そうした試みもこの窯だからこそできることだ。 なぜこれほどまでに種類が多いのか。その根本にあるのが一期一会を感じて欲しいから。そのため、製造過程で最もこだわるのは“目”の部分だ。干支の置物の目の部分は黒い釉薬を筆で付けていくが、肝心なのは位置。「目と目が合うように」が伊藤さんの信条。黒目の位置がミリ単位で変わるだけで微笑んでいるように見えたり、上目遣いに見えたり、潤んでいるように見えたり。手仕事ならではの微妙な差異が一点ものの魅力を生み出すのだ。「黒い釉薬は光に当たると目に命が宿ったように輝くんです。この子と目が合ったから、この子が欲しいって言ってもらえるのが嬉しい」と伊藤さん。その人だけの出合いを感じてもらえるように。手仕事に誇りを持ち、今日も土に命を吹き込む。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
真山窯 伊藤 浩一郎
真山窯
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有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
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有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
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丹山窯 丹羽 哲男
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Maruchu Inc. Hironao Sakai
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角山製陶所 伊藤 真
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株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
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株式会社カネセ 伊藤 洋介
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伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
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株式会社山功高木製陶 髙木 崇
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有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
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有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
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美濃焼おかみ塾
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藤田陶器株式会社 藤田 裕子
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金正陶器 澤田敦史
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だち 窯やネット
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カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
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