土岐市美濃焼公式ブランドサイト|TOKI MINOYAKI

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TOKI MINOYAKI STORY
Story01
“光を放つ陶”を生み出した、諦めない心。
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
Profile
株式会社カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
〒509-5202 土岐市下石町292-1
Tel.0572-57-8168
http://www.ko-hyo.com
株式会社カネコ小兵製陶所
株式会社カネコ小兵製陶所
時代の変化により、使い手を意識した商品開発を

まるで漆の溜め塗りのような奥行きのある色合いと、ガラスのように滑らかな光沢。斬新でありながらも、なぜか手に馴染む風合い。土岐市の美濃焼の“いま”を代表する窯の一つ、カネコ小兵製陶所の3代目、伊藤克紀さんによって生み出された『ぎやまん陶』だ。

創業は大正10年。徳利生産日本一と呼ばれた土岐市下石町で、最盛期には年間160万本を世に送り出したが、平成に入ると売り上げは急落。酒の多様化など、時代の変化により需要が低下したのだ。「しがみついても仕方ない」と生き残りをかけ、新しい商品の開発が始まった。

“食器は誰が使うのか、誰が買うのか”ということに立ち戻り、普段使いがしやすいうつわづくりに注力。さらに見た目も“漆の溜め塗り”のような深みを磁器で表現できないかと思い立った。最初の試作は100個中98個が不良品。「10個もできないなんて、こんな難しいのかと愕然としたよ」。
色ムラや気泡は当たり前、釉薬は垂れ、窯の棚板が使えなくなった。土の種類、釉薬の調合や厚み、焼成の温度、そのどれが原因か分からない。調整に調整を重ねる、まさに出口の見えない戦いだった。

株式会社カネコ小兵製陶所
菊型との相乗効果が生み出した、うれしい誤算

「たくさんある工程の中で一つでも上手くいかないと失敗。でも、原料屋も釉薬屋も、みんな諦めないでいてくれた」。形になったのは3年目。深みのある漆のような色合いを表現することに成功。
その質感と光沢を引き出すために、目を付けたのが日本の伝統的な形“菊型”だった。なだらかな起伏が連なるその花弁の形状は、釉薬が器のくぼみに程よく溜まる。これにより生まれたのが、求めた光沢以上の、驚くほどの透明感。まるでガラスのような質感を損なわぬよう、独自の施釉法も開発。専用のはさみで器を持ち、手首のスナップを利かせ、ふわりと返す。わずか数秒の間に、均一に釉薬をつける技術だ。
焼き上がったときの、その特別な光を放つ存在感と美しさゆえ、ガラスを意味する古い言葉をあてて『ぎやまん陶』と名付けた。今や、小兵といえば「ぎやまん陶」といわれるほどの看板商品となった。

日本の伝統的な菊の紋をかたどった「ぎやまん陶」。食卓を華やかに彩る器たちが、日本の誇りを、次代へと伝えてくれているのだ。

株式会社カネコ小兵製陶所
世界にも高く評された、美濃の力

販売から、わずか2年後。ドイツで開かれた世界最大の国際消費財見本市「アンビエンテ2010」で、『ぎやまん陶』は世界デビューを果たす。パリに本店をかまえる老舗ファッションブランドに見初められ、パリでの販売がスタート。さらに巨匠アラン・デュカス氏の右腕として活躍し、今やパリで最も勢いがあるシェフと名高い、ジャン=フランソワ・ピエージュの手に、馴染んだ。「ぎやまん陶で提供することで、私の最も愛するデザートは完成します」。5年以上温めてきたという、彼の渾身のスイーツ「ブランマンジェ」には『ぎやまん陶』が使用されている。

株式会社カネコ小兵製陶所

Photo by Shirou Muramatsu 写真提供:カネコ小兵製陶所

株式会社カネコ小兵製陶所

美濃に眠る土、釉薬、そして型づくりをはじめとする陶工たちの技術。
「この土地でしか、美濃焼にしか、できないことだったと思います。これまでにないうつわを生み出す力を持っていることを改めて実感しました」。98%を占めていた徳利の売り上げは、今では2%ほど。それでも窯は、毎日追いつかないほどの忙しさ。挑戦を恐れないその強い意志が、美濃焼の未来を担う、新しいやきものを次々と生み出している。

TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵
加藤 保幸
一洋陶園 水野 力
一洋陶園
水野 力
藤山窯 加藤 賢治
藤山窯
加藤 賢治
陽山窯 水野 雅之
陽山窯
水野 雅之
正陶苑 祐山窯 正村 祐也
正陶苑
正村 寛治・祐也
春山製陶有限会社 加藤 雅憲
春山製陶
加藤 雅憲
真山窯 伊藤 浩一郎
真山窯
伊藤 浩一郎
樹窯 川合 正樹
樹窯
川合 正樹
有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
快山窯
塚本 満
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑
鈴木 哲平
カク仲 白石 文伸
カク仲
白石 文伸
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶
加藤 源一郎
知山窯 安藤 統
知山窯
安藤 統
丹山窯 丹羽 哲男
丹山窯
丹羽 哲男
Maruchu Inc. Hironao Sakai
丸忠
酒井 宏尚
角山製陶所 伊藤 真
角山製陶所
伊藤 真
株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
日本セラティ
鵜飼 研志
芳泉窯 有限会社カネ芳製陶所 北邑 宜丈
芳泉窯
北邑 宜丈
株式会社カネセ 伊藤 洋介
カネセ
伊藤 洋介
伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
伸光窯 金多田中製陶所
田中 一亮・久美子
株式会社山功高木製陶 髙木 崇
山功高木製陶
髙木 崇
有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
ヤマ亮横井製陶所
横井 亮一
有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
丸仙化学工業所
水野 寿昭
美濃焼おかみ塾
美濃焼おかみ塾
 
藤田陶器株式会社 藤田 裕子
藤田陶器
藤田 裕子
作山窯
髙井 宣泰
株式会社ロロ 早川 秀雄
ロロ
早川 秀雄
金正陶器 澤田敦史
金正陶器
澤田敦史
だち 窯やネット
だち 窯やネット
 
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
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土岐市美濃焼インスタグラム
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いよいよ明日からです。
にっぽんの暮らし展2024
komeamaキッチンカーとしては都内初出店。
完成までのストーリーはこちら👇
komeamadeau 

今回は岐阜県美濃焼の窯元の皆さんとコラボしました。
当日選んで頂いた器に岐阜県産[龍の瞳]で作った
komeamaをお楽しみ頂けます。
龍の瞳、今年に相応しくてまさにこのイベントにピッタリかと。
作っている間に鳥肌が止まらないこともあった
力強い不思議なお米でした。

作品に出逢った時のときめきだけでなく
口あたりの時に出逢うときめきも感じてもらえる
とても素敵なイベントに参加させてもらいます。
もちろん出逢った器はお買い求め頂けます。
他にも能登上布さん notojofu などもご参加されていて
今、こうしてこのイベントに参加出来るとの
有り難さをより感じています。

明日からブースに募金箱を設置します。
オンラインショップでは医療従事者の方への寄付セット
販売していまして、今まで御協力頂いた分含めて
皆さんを代表して寄付させていただきます。
寄付先はちゃんと現地の方へ届くところにします。
当たり前の事なんですけど、
今世の中ドロっとしたところもあるのでね。まったく。

明日は11.00より代官山蔦屋書店のGardengalleryで
秦野の木とkomeamaと共にお待ちしています。
komeama、deauはまさにこの瞬間を作りたくて
始めたので。今から楽しみです!
関係者の皆さんよろしくお願い致します。

Special Thanks
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