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TOKI MINOYAKI STORY
Story30
時代ごとの暮らしに寄り添ううつわを。
藤山窯 加藤賢治
藤山窯 加藤 賢治
Profile
藤山窯
加藤賢治
〒509-5401 土岐市駄知町2321-144
Tel.0572-59-4821
https://tohzan.jimdofree.com/
藤山窯
藤山窯
伝統的な織部から粉引のうつわへ
土岐市駄知町に工房を構える藤山窯。加藤賢治さんが一から作陶を行いたいと家業の絵付けを辞め、昭和48年に窯を開いた。その当時から加藤さんは、時代に合わせて暮らしに寄り添ったうつわを作ることをモットーとしている。 創業当初、主に手掛けていたのは美濃焼を代表する織部のうつわ。茶器や懐石料理に用いられていた格式高い織部を一般家庭にも届けたいと思案した。加藤さんは室町時代の文献を読んだり、全盛期に使用された窯や品物を見たりしながら独学で研究。鮮やかな緑にこだわった織部釉を自ら調合し、理想の織部焼を完成させた。その美しさは人々の心を掴んだが、やがて多くの窯が織部を作り始め、だんだんと差別化が難しくなってきたことを実感。さらに、「作れば売れる」大量生産の時代は終わり、オリジナル製品が求められるようになったことに危機感を抱いた。「何か新しいうつわを生み出さなければ」。そこで着目したのが柔らかな白が魅力の「粉引(こひき)」と「鎬(しのぎ)」の装飾技法の組み合わせだった。
藤山窯
粉引の風合いを引き出す鎬
もともと粉引は加藤さんが開窯以来作り続けるうつわの一つだ。鉄分を多く含む赤土に白い化粧土を塗り、透明な釉薬をかけて焼成する粉引の面白さは窯変が生む表情にある。酸素の量を少なくして、あえて不完全燃焼を起こす還元焼成によって、素地中の鉄分がほんのりとピンク色を帯びる「御本(ごほん)」。鉄が酸化することでぽつぽつと現れる小さな黒の斑点「鉄粉」。白い素地に両者が加わることで、のっぺりすることなく味わい深さが生まれる。どちらも土の鉄含有量や還元ガスの微妙な違いによって具合が大きく変わるため、狙っても二つとして同じものは作れない。 そんな粉引の美しさを一層引き上げるのが繊細な鎬。素地の表面をカンナやヘラなどの道具を使い、稜線模様を施す。線の太さや間隔は作るうつわによって異なるが、加藤さんは熟練の技術で一本一本正確な等幅に削る。「手作業だから線が揃っていないっていうのは言い訳だからね。完成度を上げつつも、人の手だからこそ出せる温かさを出したいんです」。稜線によって生まれる陰影や、赤土と白化粧の対比が成す土ならではの風合い、手に馴染むフォルム。ほっこりと心が落ち着く温かさがそこにはある。
藤山窯
自分だけのうつわへと育てる喜びを
「鎬」シリーズは、じっくり約3年をかけて、マグカップやプレート、飯碗、鉢とラインアップを充実させた。スープボウルは内側にスプーン止めを作ることで具材をすくいやすい工夫を施した。見た目の美しさだけでなく機能性も重視した設計は高く評価され、平成28年に開かれた日本最大級のうつわの祭典「テーブルウエア・フェステバル」で入選を果たした。「うつわは料理を盛って初めて完成します。だから使ってもらってなんぼ。お客さんには自由に使ってほしいね」。和洋折衷どんな料理も受け止める懐の深さを持ったこのシリーズは、多くのファンを獲得した。そして、料理を盛り付ける楽しさだけでなく、育てる喜びがあることも客を惹きつける一つだ。粉引の場合、表面が赤土・白化粧・釉薬の3層構造になっているため、うつわに浸透した水分が抜けにくく料理の色などを吸い込みやすい。そのため使う前には、一度水に浸す必要がある。しかし手間をかけるほどに愛おしさは増していく。そして使い込むごとにじわじわと貫入が入り、染まっていく。長く使えば使うほど、味わいと愛着が増し自分だけのうつわに育つ。日常の中でその変化を愛でることも一興なのだ。
藤山窯
藤山窯
新しい窯で可能性に挑戦し続ける
藤山窯は7年前に、電子レンジの加熱源であるマイクロ波によって焼成を行う、マイクロ波ガス複合炉をいち早く導入した。うつわに均一に熱が入るため歪みにくく、さらに焼成時間も従来の約3分の2にまで短縮できる優れものだ。同じ土でもガス窯で焼成するのとでは原子の動きが変わるため、薄くても丈夫なうつわの製造が叶う。「飛鳥時代から現代に至るまで窯業は窯の構造とともにイノベーションを起こしてきたんです。だからガスに次ぐ新しい窯が誕生したことで、これまでにないうつわが作れると思っています」。現在、加藤さんは固定概念を払拭するような素材を模索し、新たなやきものの製造に日々挑んでいる。目まぐるしく変化する時代の中、私たちの暮らしも変化を続けている。常に時代に寄り添ったうつわを目指す加藤さんがこの先、どんな商品を生み出すのか。その可能性に期待は高まるばかりだ。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
玄保庵 加藤 保幸
玄保庵
加藤 保幸
一洋陶園 水野 力
一洋陶園
水野 力
藤山窯 加藤 賢治
藤山窯
加藤 賢治
陽山窯 水野 雅之
陽山窯
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正陶苑 祐山窯 正村 祐也
正陶苑
正村 寛治・祐也
春山製陶有限会社 加藤 雅憲
春山製陶
加藤 雅憲
真山窯 伊藤 浩一郎
真山窯
伊藤 浩一郎
樹窯 川合 正樹
樹窯
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有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
快山窯
塚本 満
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑
鈴木 哲平
カク仲 白石 文伸
カク仲
白石 文伸
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶
加藤 源一郎
知山窯 安藤 統
知山窯
安藤 統
丹山窯 丹羽 哲男
丹山窯
丹羽 哲男
Maruchu Inc. Hironao Sakai
丸忠
酒井 宏尚
角山製陶所 伊藤 真
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伊藤 真
株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
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鵜飼 研志
芳泉窯 有限会社カネ芳製陶所 北邑 宜丈
芳泉窯
北邑 宜丈
株式会社カネセ 伊藤 洋介
カネセ
伊藤 洋介
伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
伸光窯 金多田中製陶所
田中 一亮・久美子
株式会社山功高木製陶 髙木 崇
山功高木製陶
髙木 崇
有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
ヤマ亮横井製陶所
横井 亮一
有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
丸仙化学工業所
水野 寿昭
美濃焼おかみ塾
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藤田陶器株式会社 藤田 裕子
藤田陶器
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作山窯
髙井 宣泰
株式会社ロロ 早川 秀雄
ロロ
早川 秀雄
金正陶器 澤田敦史
金正陶器
澤田敦史
だち 窯やネット
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カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
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土岐市美濃焼インスタグラム
🐉
いよいよ明日からです。
にっぽんの暮らし展2024
komeamaキッチンカーとしては都内初出店。
完成までのストーリーはこちら👇
komeamadeau 

今回は岐阜県美濃焼の窯元の皆さんとコラボしました。
当日選んで頂いた器に岐阜県産[龍の瞳]で作った
komeamaをお楽しみ頂けます。
龍の瞳、今年に相応しくてまさにこのイベントにピッタリかと。
作っている間に鳥肌が止まらないこともあった
力強い不思議なお米でした。

作品に出逢った時のときめきだけでなく
口あたりの時に出逢うときめきも感じてもらえる
とても素敵なイベントに参加させてもらいます。
もちろん出逢った器はお買い求め頂けます。
他にも能登上布さん notojofu などもご参加されていて
今、こうしてこのイベントに参加出来るとの
有り難さをより感じています。

明日からブースに募金箱を設置します。
オンラインショップでは医療従事者の方への寄付セット
販売していまして、今まで御協力頂いた分含めて
皆さんを代表して寄付させていただきます。
寄付先はちゃんと現地の方へ届くところにします。
当たり前の事なんですけど、
今世の中ドロっとしたところもあるのでね。まったく。

明日は11.00より代官山蔦屋書店のGardengalleryで
秦野の木とkomeamaと共にお待ちしています。
komeama、deauはまさにこの瞬間を作りたくて
始めたので。今から楽しみです!
関係者の皆さんよろしくお願い致します。

Special Thanks
gardengallery_daikanyama 

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