土岐市美濃焼公式ブランドサイト|TOKI MINOYAKI

JP
TOKI MINOYAKI STORY
Story23
凛として気高く、時代を超えて愛される美濃焼を。
快山窯 塚本 満
快山窯 塚本 満
Profile
快山窯
塚本 満
〒509-5401 岐阜県土岐市駄知町1805
Tel.0572-59-8415
http://www.kaizan.net/
快山窯
快山窯
中国古来のうつわの美しさに魅せられて
穏やかな青の濃淡が美しい青白磁と、“アイボリーホワイト”と称されるほのかに黄味を帯びた温かみのある白磁。快山窯のうつわにはどれも、ほかにはない品位が備わる。「凛として気高く、威張らず、へつらわず。でも心の中にすっと入ってくるようなうつわでありたい。そういうこだわりで作っています」。そう話すのは、10代目の塚本満さんだ。 創業は約300年前。江戸時代から代々作陶を行ってきた快山窯の大きな転機は、9代目・塚本快示さんが当主を務めていたときだ。昭和初期、日本がまだ先進国ではなく混沌としていた頃。そんな時代の波の中で快示さんが出会ったのが、中国・北宋時代に作られた青白磁と白磁だった。手にする人の心を豊かに、前向きにするような美しさ。「こんなに素晴らしいものがあるのか」と快示さんは感銘を受けた。そして、中国の高層階級のものとされていたそのうつわを日本の一般家庭にも広く届けたいと、青白磁と白磁を自らの手で生み出そうと研究に没頭。入手した青白磁と白磁の陶片を肌身離さず持ち歩き、試作を重ねて少しずつ材料や焼成の手掛かりを見つけ、その製法を導き出していった。
快山窯
独自に確立した、青白磁と白磁の技法
青白磁は、原料に微量の鉄分を含む。焼く際に窯の中の酸素を少なめにし、不完全燃焼を起こすことで一酸化炭素が発生すると、その鉄分が反応し自然な青色になるのだ。釉薬が厚く溜まった部分は色に深みが生まれ、美しい青のグラデーションが現れる。一方の白磁は、窯の中に酸素を送りこみ、完全燃焼させて焼成する。仕上がりは、透明釉がほのかに黄味を帯び、素地の白色を柔らかな印象にしている。 もう一つ、青白磁と白磁の大きな特長であるのが、片切彫りと呼ばれる技法で表現される繊細な模様だ。成型した生地が乾ききらないうちに、金属製のヘラで華唐草などの繊細な模様を刻み込む。当時、快示さんの片切彫りの緻密さはほかの追随を許さず、特に、薄づくりのうつわの内側だけでなく側面にも模様が刻まれた作品は、誰もが息をのむ美しさだった。そうして、青白磁と白磁の技法を独自に確立した快示さんは、昭和58年、人間国宝に認定された。
快山窯
先代の技を受け継ぎ、次の時代へ
現在、その技を受け継ぐのが、長男である満さんだ。変わらない品質を保つため、素地となる土は特注品を仕入れ、釉薬は自社で調整して作る。そして最も継承が難しいとされるのは、やはり片切彫りの技術だ。習得に10年はかかるといわれ、道具作りも自らが行う。帯鉄を熱し、叩いたり切ったり、研磨したりして、模様の繊細さに合わせた数十種類ものヘラを用意する。それを巧みに使い分け、流れるような手さばきで模様を刻む様子は、まさに職人技だ。 「父の姿を隣で見てきて、なんとかその技術を継承できました。ですが、ただ真似をして、同じように作り続けているだけでは良くないと思っています。伝統を受け継ぎつつも、次のものを作っていきたいんです」と満さん。素地の元となる陶石を仕入れ、自社で粉砕して原料の改良について検証したり、コーヒーカップや豆皿など、現代の家庭に取り入れやすいデザインや形を考案したりと、さらなる進化にも余念がない。
快山窯
快山窯
希望を感じさせるようなやきものを作りたい
中国古来のやきものに魅せられ、独自に発展を遂げてきた快山窯の青白磁と白磁。「中国の影響を受けながらも、父も私も、私たちにしか作れない独自のやきものをめざして作陶に向き合ってきました。イメージは、日本ならではの四季に耐えられるようなうつわ。芯のある強さの中に、大らかさがあるような」と満さん。代々、うつわを作り続けてきた快山窯は、大きな時代の変化とともにあった。「戦後、日本の生活スタイルがどんどん欧米化していきました。そういうときに、日本の文化はどうあるべきか、とよく考えます。変わる時代の中にもそばには美濃焼があって、そこから“日本らしさ”を感じていてほしい。懐古主義でなく、開けた未来でも使ってもらえるようなうつわを作っていきたいですね」。長い伝統があるからこそ、どこまでも先の未来も見据えているのだ。
TOKI MINOYAKI STORY
土岐市美濃焼ストーリー
樹窯 川合 正樹
樹窯
川合 正樹
有限会社豊大窯 伊藤 仁
豊大窯
伊藤 仁
快山窯 塚本 満
快山窯
塚本 満
有限会社丹山窯 H&Mクラフト丹羽 正廣
丹山窯 H&Mクラフト
丹羽 正廣
鈴木陶苑 鈴木 哲平
鈴木陶苑
鈴木 哲平
カク仲 白石 文伸
カク仲
白石 文伸
昭和製陶株式会社 加藤 源一郎
昭和製陶
加藤 源一郎
知山窯 安藤 統
知山窯
安藤 統
丹山窯 丹羽 哲男
丹山窯
丹羽 哲男
Maruchu Inc. Hironao Sakai
丸忠
酒井 宏尚
角山製陶所 伊藤 真
角山製陶所
伊藤 真
株式会社日本セラティ 鵜飼 研志
日本セラティ
鵜飼 研志
芳泉窯 有限会社カネ芳製陶所 北邑 宜丈
芳泉窯
北邑 宜丈
株式会社カネセ 伊藤 洋介
カネセ
伊藤 洋介
伸光窯 金多田中製陶所 田中 一亮・久美子
伸光窯 金多田中製陶所
田中 一亮・久美子
株式会社山功高木製陶 髙木 崇
山功高木製陶
髙木 崇
有限会社ヤマ亮横井製陶所 横井 亮一
ヤマ亮横井製陶所
横井 亮一
有限会社 丸仙化学工業所 水野 寿昭
丸仙化学工業所
水野 寿昭
美濃焼おかみ塾
美濃焼おかみ塾
 
藤田陶器株式会社 藤田 裕子
藤田陶器
藤田 裕子
作山窯
髙井 宣泰
株式会社ロロ 早川 秀雄
ロロ
早川 秀雄
金正陶器 澤田敦史
金正陶器
澤田敦史
だち 窯やネット
だち 窯やネット
 
カネコ小兵製陶所 伊藤 克紀
カネコ小兵製陶所
伊藤 克紀
Discover The TOKI MINOYAKI
土岐市美濃焼インスタグラム
more
SHARE ON