美濃焼の企画開発に力を入れる、創業130余年の商社
広大な敷地に40以上もの陶磁器卸商社が集まる土岐美濃焼卸商業団地「織部ヒルズ」。老舗商社として知られるカク仲の歴史は、1885年、初代が陶磁器製造業者として創業したのがはじまりだ。その後、1893年には3代目が陶磁器卸業を開始。徐々に経営規模を拡大しながら、仕入れだけでなく自社商品の品揃えにもこだわり、和食器や洋食器、中華食器など幅広いジャンルの美濃焼を取り扱う大手商社へと発展を遂げてきた。
「『感謝と真心を持ってお客様に最高の満足を届ける』が理念です」と語るのは、代表取締役会長で6代目の白石文伸さん。より顧客に求められる美濃焼を届けたいという想いから、カク仲では自社商品の企画開発に特に力を入れている。オリジナル商品は全国に卸すほか、近年はアメリカやヨーロッパ各国、香港などからの需要の増加により、世界中に販路を広げている。