江戸時代から明治時代初期にかけて用いられたガラスを意味する「ぎやまん」。その名の通り、まるで漆の溜め塗りのような奥行きのある色合いと、ガラスのように滑らかな光沢は唯一無二。斬新でありながらも、手にそっと馴染む。土岐市の美濃焼の“いま”を代表するシリーズ。日本の伝統的な菊の紋をかたどったうつわが食卓を華やかに彩る。
大正10年創業。徳利生産日本一と呼ばれた下石町で、最盛期には年間160万本を世に送り出した窯元。平成に入り、食器や生活雑貨など普段使いがしやすいうつわづくりに目を向け、新しいやきものづくりに挑戦。ガラスのような輝きを持つオリジナル商品「ぎやまん陶」を開発し、看板商品となる。海外での評価も高く、有名シェフからも愛される。
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