表面の溝に釉薬が溜まることで、青の濃淡が生まれる「青白磁(せいはくじ)」のうつわ。うつわの表面には、熟練の職人の高度な片切彫りの技術により、伝統的な華唐草模様が繊細に刻まれている。凛とした佇まいでありながら、どことなく大らかさが感じられるうつわは、いつの時代も親しまれ日常にも使いやすく、永く愛用することができる。
江戸時代より続く創業300余年の窯元。先代の塚本快示さんは、本場中国の白磁と青白磁の美しさに魅了され、その技法を長年研究・習得し、人間国宝に認定された。現在は当主の塚本満さんがその流麗な模様と精巧な技術を受け継ぎ、数々の気品あふれるうつわを生み出し、平成25年には白磁・青白磁の技法で土岐市無形文化財に認定されている。
> see story〒509-5401 土岐市駄知町1805
Tel.0572-59-8415
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